移動中に思いついたアイデアをメモする際、以前はカセットテープやマイクロカセットのレコーダーに音声で吹き込んだものだ。今ではスマートフォンに音声メモを録音するとテキスト化しくれて便利なのだが、スリープを解除してアプリを起動するといったように、手間が増えてしまい、運転中などの操作は難しい。
そこで、画面を見たり操作したりせず音声メモを録音してテキスト化できる、スマートフォンと連携するウェアラブルデバイス「Senstone」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Senstoneは、8.72×29.53×29.08mm、約11gの、ほぼ円形をしたコンパクトなデバイス。クリップでシャツの襟元などに留めておけるほか、腕時計やペンダントのように身に着けて使う。表面をタップするだけで録音できるので、音声メモを取るのにスマートフォンをポケットから出して操作する必要がない。
スマートフォンとはBluetoothで無線接続し、録音内容が転送される。スマートフォンが近くになかったり、Bluetooth接続が切れてしまったりしても、Senstone単体で最長2時間半の音声データを保存しておける。音声データは、スマートフォンと再接続すると自動的に同期される。
音声のテキスト化は、英語のほか、日本語やフランス語、ドイツ語、イタリア語、中国語、アラビア語、ロシア語など、さまざまな言語に対応している。タグや位置情報もメモに付加できるので、後からメモを探す際に便利だろう。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間3月18日まで。記事執筆時点(日本時間2月14日15時)でキャンペーン期間は31日残っているが、すでに目標金額5万ドルの2倍近い約9万5000ドルの資金を集めている。
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