Facebookは、「Oculus Rift」のポップアップデモステーションについて、全米500カ所のうち200カ所を終了するという。Business Insiderが米国時間2月8日に報じた。理由は「季節的な入れ替え」とされている。
「いくつかの季節的な入れ替えを行い、市場がより大きい地域にある数百カ所のBest Buy店舗でのデモを優先する」と、Oculusの広報担当者は米CNETにその事実を認めた。
ただ、Business Insiderへの情報提供者によると、「季節的な入れ替え」は一種の婉曲表現かもしれないという。複数のBest Buy従業員が、匿名でBusiness Insiderに語ったところによれば、Oculus Riftのポップアップステーションでは、何のデモも行われないまま数日が過ぎることもしばしばあったようだ。
しかし、その理由ははっきりしない。ある情報提供者は、一般の人々があまり関心を持たなかった、さらなるソフトウェアのバグ、そして第3の理由として、Best Buyが顧客に対してそれほど熱心にOculusのヘッドセットを試すよう勧めていなかった可能性を示唆している。
Best Buy以外の店舗や他のメーカーでも、VRヘッドセットへの関心の薄さという問題を抱えているかどうかについても、現時点では不明だ。ソニー、HTC、Microsoftの各社は、いまのところコメントの要請に返答していない。Googleはコメントを拒否した。
「VRについて知ってもらうには、ライブデモが最良の方法だという考えに変わりはない」と、Oculusは電子メールでコメントし、米国とカナダにある数百カ所のBest Buy店舗、さらにMicrosoft Storeや、カナダ、英国、フランス、ドイツなどにおけるパートナーでも、引き続きデモは提供されると明言した。「年間を通じて、小売拠点や地域コミュニティーで、定期的なイベントやポップアップストアを展開する機会を見いだしていくつもりだ」
さらにOculusの広報担当者は、「Riftのデモを行うBest Buy店舗について、季節的に入れ替ることは、OculusあるいはVR業界全体の調子の指標となるものではない」とした。
また、Best Buyは、Oculus Riftのデモが提供されなくなる店舗でも、Oculus Riftのヘッドセットと「Oculus Touch」コントローラは引き続き店頭に展示され、販売されると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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