「Nintendo Switch」(ニンテンドースイッチ)が発売時点ではブラウザを搭載しないことが分かった。米国時間2月8日付でTIMEに掲載されたインタビューで、任天堂社長の君島達己氏が明らかにした。
「インターネットブラウザについては、Switchを素晴らしいビデオゲーム専用プラットフォームにすることに全力を傾けてきたため、少なくとも発売時点ではサポートしない」と君島氏。
携帯型と据え置き型の両方の形態で使えるこの異色のハイブリッドゲーム機は、できるだけ追い風を受けたいところだ。価格は一般的には高いと思われる299.99ドル(日本での希望小売価格は税抜2万9980円)で、発売時にプレイできるゲームは10種類ほどしかない。そのため、ブラウザが非搭載になることで、まだ買うかどうかを決めかねている人たちを惹き付けられない可能性がある。特に「Wii U」や「3DS」でインターネットを使っていたユーザーについてはこれが当てはまるだろう。
Wii Uと3DSにはブラウザが搭載されているとはいえ、どちらのゲーム機にとってもブラウザは主要な機能ではない。また、任天堂はWii U向けのブラウザの開発に苦労したことを認めている。そのため、Switchの発売日に間に合わせるには、ブラウザを外すしかないと同社が判断した可能性もある。
ただし君島氏は、将来的にアップデートのような形でブラウザを搭載する可能性について含みを持たせている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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