韓国の電子機器大手サムスンが、またもやバッテリの発火によるトラブルに見舞われた。
2016年に起きた問題は、サムスンのスマートフォン「Galaxy Note7」に関するもので、その初期生産分だけでなく交換品でも、バッテリが発火した事例が相次いだ。一方、現地時間2月8日に発生したトラブルは、関連会社のSamsung SDIで、バッテリの不良が原因とみられる小規模な火災が発生したというもの。Reutersは、Samsung SDIと現地の消防当局からの情報として、中国の天津市にある同社工場で、複数のバッテリを含む廃棄品が発火したと報じている。
消防当局によると、火災の原因となったのはリチウム電池だった。Samsung SDIは、この火災による負傷者はなく、生産の中断もなかったとReutersの取材に対して述べている。
Galaxy Note7に使われたバッテリは、Samsung SDIとAmperexの2社が供給したものだったが、どちらのバッテリにも問題があった。
サムスンは、同社の次期フラッグシップスマートフォン「Galaxy S8」のバッテリ製造を村田製作所に依頼するとうわさされている。村田製作所は、2016年にソニーの電池事業を買収すると発表している。
サムスンとSamsung SDIは、コメントの要請に応じなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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