Facebookは米国時間2月8日、安否確認機能「Safety Check」(災害時情報センター)に「Community Help」機能を追加した。自然災害や大事故が発生した後、Facebook上で無事と表示されたユーザーは、支援を求めたり、逆に困っている人を支援したりすることのできるページに転送されることになる。
そこでは、場所やカテゴリ(食料、水、避難場所、交通手段、ベビー用品、備品など)によって投稿を検索することができる。Facebookは、2016年11月に開催したSocial Good Forumで、Community Helpについて予告していた。
Safety Checkはこれまでに、世界中のFacebookユーザーによって335回以上発動されている。
Facebookは11月のフォーラムで、緊急事態発生時にユーザーが一致団結して互いを支援している様子に触発されて、Community Help機能を構築することにしたという。しかし、(支援を求める人と提供する人が)互いを見つけられないという問題も目にしたとし、2016年5月にカナダのアルバータ州フォートマクマレーで大規模な森林火災が発生した際の様子を例として挙げた。
Community Helpページ上のすべての投稿にメッセージボタンが付き、ユーザーが互いに個人的にチャットして、必要な支援を確実に受けられるようになっている。
Community Helpはまず、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、インド、サウジアラビアで提供され、その後18億人の全Facebookユーザーに提供される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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