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ログバー、音声翻訳に対応した専用デバイス「ili(イリー)」--第1弾は法人向けに

坂本純子 (編集部)2017年01月31日 21時58分
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 ログバーは1月31日、ウェアラブル音声翻訳デバイス「ili(イリー)」を活用した法人向けサービス「ili for Guest」を発表した。

 iliは2016年のCES 2016で発表されてから、指輪型のウェアラブルデバイス「Ring」に続くログバーの新デバイスとして注目を集めてきた。

ウェアラブル音声翻訳デバイス「ili(イリー)」
ウェアラブル音声翻訳デバイス「ili(イリー)」
「日本語が通じる」といわれるハワイでも、ワイキキエリアを除いてはやはり英語が基本だ
「日本語が通じる」といわれるハワイでも、ワイキキエリアを除いてはやはり英語が基本だ

 音声を認識するとテキスト変換し、翻訳して読み上げる。Wi-Fiや3Gといったインターネット接続を必要とせず、端末だけで音声翻訳ができる。端末のボタンを押しながら「こんにちは」と話し、ボタンから指を離すと即座に「Hello」と翻訳されるといったように、シンプルな一方向のユーザーインターフェースが特徴だ。

 今回のili for Guestは、インバウンドに向けたサービスで、訪日外国人旅行者の受け入れ側である法人が、顧客にiliを渡してコミュニケーションを図り、顧客満足度を向上させる使い方を想定している。

 特徴は、(1)商業施設のショップ名など、事業に合わせたカスタマイズ、(2)多言語対応、(3)ログシステム──の3点だ。導入事業者が、専用のタブレットと管理ソフトを経由してiliで使用する言語を日本語、英語、中国語のいずれかに簡単に切り替えられる。また、ログシステムにより「よくトイレの場所を聞かれるが、店内の案内版がわかりにくいのではないか」──といった導線の改善などに役立てられる。

月額3980円/ライセンス
月額3980円/ライセンス

 料金は月額3980円/1ライセンスで、1ライセンスにつきiliを1台貸与する。6月のサービス開始に先駆けて、先行導入申し込みをウェブサイトで受付中だ。

法人向けサービス「ili for Guest」の3つの特徴
法人向けサービス「ili for Guest」の3つの特徴

 ログバー 取締役CEOの吉田卓郎氏は、実験では「スタッフが使う、お客様が使うなど、企業によってそれぞれ利用パターンがあるが、お客様が使うほうが満足度が高かった。お客様の言っていることがわからないとサービスは提供できないから」と説明。お客様が使う、あるいは双方が持つといったことを推奨しているという。

 対応言語は日本語、中国語、英語で、韓国語は夏頃に対応予定。なお、一般向けには2017年中にリリースするとしている。

 「ビジネス戦略としては、まず旅行者が利用しやすい環境を整えたい。(いま、一般に販売しても)使ったら恥ずかしい、変な顔をされるのではないかと不安になるかもしれない。旅行業界でまず使用してもらい、認知を広げて行ったほうが手っ取り早い」(吉田氏)と説明する。

最速0.2秒の翻訳を実現。支えるのはノートPCでも使われるプロセッサ(非公開)という
最速0.2秒の翻訳を実現。支えるのはノートPCでも使われるプロセッサ(非公開)という

 なお、プロセッサやメモリなどスペックは非公開だが、「ノートPCやスマートフォンで使用している高性能な汎用(はんよう)のもの」(吉田氏)。連続使用時間は2時間程度で、だいたい1日は持つようにしているという。micro USBで充電できる。

 独自技術のSTREAM(ボイス・ストリーミング・トランスレーション・システム)技術により、最速0.2秒の翻訳を実現した。吉田氏は「小型で、ネットワークを必要としない翻訳専用の端末は世界初」と自信を見せる。

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