公益財団法人クマ財団は1月30日、学生クリエーターの活動を支援・助成を目的とした「クリエーター奨学金」第1期生のエントリー受付を開始すると発表した。締め切りは、前期が3月6日、後期が5月15日。定員の関係上、前期応募を推奨している。
クマ財団は、コロプラ代表取締役社長の馬場功淳氏が2016年3月30日に設立した組織。クリエーター奨学金制度の制定を主軸に、勉強会・交流会・プロによる批評会といったインプットの機会から、制作した作品の展示会といった発表の場の提供、クリエーターとしての起業・独立支援など、あらゆる側面から創作活動を支援する。
クリエーター奨学金では、給付開始のタイミングから翌年3月の成果発表まで、独自のカリキュラムを通して創作活動をサポート。4月1日現在で25歳以下の学生クリエーターを対象に、選抜された50人に対して月額10万円(年額120万円)を給付する。
世界で活躍するクリエーターになるためには、個人の創作活動だけでなく「セルフプロデュース能力」を身につけて作品を発表し続け、その道の第一人者や企業、あるいは多くの人から評価されることが不可欠だと同財団は語る。そのため、創作活動(OUTPUT)と並行して、学び(INPUT)、共有(PREVIEW)、向上(BRUSH UP)、成果発表(OUTCOME)をカリキュラム化し、トップクリエーターの誕生をサポートする。
クリエーターは、テクノロジー、サイエンス、アプリ、サービス、ゲーム、ロボット、VR、言語、ツールを扱う技術者に加え、映画、アニメ、漫画、作曲、プロダクトデザイン、グラフィック、建築、写真、絵画、彫刻、ファッション、メディアアート、工芸、小説、書道、戯曲、パフォーマンスなどに取り組むアーティストが対象となる。
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