パナソニック、ショーウインドウをデジタルサイネージにする「透明スクリーン」

 パナソニックは1月30日、デジタルサイネージとして活用できる「透明スクリーン」を発売すると発表した。通常の店頭ディスプレイとして使える「透明モード」と、映像などを映し出せる「スクリーンモード」を切り替えて使用できる。発売開始は3月22日。商業施設や空港、博物館などを中心に展開していく。


「透明スクリーン」

 透明スクリーンは、2枚のガラスの間に高コントラスト調光フィルムを封入し、電圧をかけることで透明モード、電圧オフでスクリーンモードに変化する特殊なガラスと制御ボックスのセットになったもの。映像はプロジェクタにより、スクリーンモード時にリア投射方式で投影できる。

 以前から白濁系調光ガラスに影像の投影はできたが、外光の影響により、コントラストの高い画像を映し出すことは困難とされていた。パナソニックでは特殊ポリマーとカプセルを入れた透明-白濁スイッチング層と、色調コントロール層から成る高コントラスト調光フィルムをガラスに内蔵。色調コントロール層は、スクリーンモード時には、外光を大きく吸収するため、画質劣化が少なく、サイネージ並みの高コントラスト映像を、明るい室内環境でも得られることが可能になったという。

 透明スクリーン「XC-CSG01G」と制御ボックス「XC-CSC01G-A1」で構成され、透明モード時は、光を直進透過させることでショーウィンドーとして商品や展示物をクリアに見せられる。水平方向には複数枚の接合が可能なため、例えば横4.9m、縦2.75m、約221型の大画面化もできるとしている。

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