ソニーは1月25日、ソファ下への設置を可能にしたサブウーファを備えたホームシアター用サウンドバー「HT-MT500/MT300」(MT500/MT300)を発表した。スリム&コンパクトボディで、設置のしやすさを訴求する。発売は3月11日。想定税別価格はMT500が7万円前後、MT300が3万3000円前後になる。
ソニーではホームシアター市場において2016年春頃からサウンドバータイプの構成比が伸びていることに注目。その背景には「欲しいがサイズ的に設置できなかった」「サブウーファを置く場所ない」といったサイズ的な問題があることに気づき、どこにでも設置しやすい“スマート&コンパクト”をコンセプトに新モデルを開発したという。
MT500/MT300は、サウンドバーとワイヤレスサブウーファで構成する2.1chシステム。いずれもワイヤレスサブウーファは高さ95mm×幅383mm×奥行き380(MT300は365)mmで、横置きにしてソファ下に収まるサイズに仕上げた。
これによりサブウーファの位置を気にせず使用でき、すっきりと設置できることが特徴。本体には「ソファモード」も設け、音ズレを補正するほか、ソファのクッション素材が吸収しやすい帯域の音を調整し、心地よい低音が得られるよう工夫している。ソファモードをオフにすると、音による振動が発生し、ソファがブルブルと震える効果が得られる。
上位機となるMT500は、サウンドバーに45mmのフルレンジアコースティックサスペンション型スピーカユニットを2つ搭載。このユニットのみでハイレゾ音源再生にも対応する。Bluetoothによるワイヤレス再生もでき、高音質オーディオコーデックLDACもサポート。別売のワイヤレスサラウンド対応のスピーカと組み合わせてリアルサラウンドを実現する「Wireless Surround」も可能だ。HDMI出力のほか、光デジタル音声入力、アナログ音声入力端子を装備。Wi-Fi接続もできる。
MT300は、チャコールブラックとクリームホワイトの2色を用意。40mm×100mmのフルレンジアコースティックサスペンション型ユニットを2つ搭載する。Bluetoothは対応しているが、LDACは非対応。ハイレゾ音源再生もできない。光デジタル音声入力とアナログ音声入力端子を装備する。
両機種ともに前方のスピーカのみで広がり感が得られる独自の「S-Force Pro Front Surround」に対応したほか、最適な音質、サウンドモードに自動で切り替える「ClearAudio+」を搭載。サウンドモードはムービー、ミュージック、スタンダード、MT500には加えてゲームスタジオ、スポーツを装備する。
サブウーファの高さ95mmは、ソファ下の空きスペースが平均10cmであること、自動掃除機の高さを10cm内に収めているものが多いことから算出したサイズ。低音の迫力を確保するためにも一体型にはせず、あえてサブウーファを別体にした。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?