スノーデン氏利用の暗号化電子メールサービス「Lavabit」が再開へ

Laura Hautala (CNET News) 翻訳校正: 緒方亮 高橋朋子 (ガリレオ)2017年01月24日 11時14分

 「Lavabit」が帰ってきた。そもそもLavabitとは何なのか?

 Lavabitは、2013年に機密文書をメディアにリークした米国家安全保障局(NSA)の元契約職員、Edward Snowden氏との関連によって知られる暗号化電子メールサービスだ。Lavabitは、米国政府がユーザーの電子メールにアクセスし、Snowden氏の通信内容を見ることを許可せよとの命令に応じず、サービスを停止していた。


2013年、米CNETにて語るLevison氏

 そのLavabitが米国時間1月20日、セキュリティへのアプローチを改善して再ローンチを果たした。同日は米大統領の就任式の日でもあった。

 Lavabitの創設者Ladar Levison氏は、Lavabitのホームページで次のように説明している。「個人の政治的傾向にかかわらず、われわれは本日ここに、われわれの合衆国憲法が保障する自由、正義、権利という共通の価値観を承認する。だから私は、この日をLavabitの再ローンチの日に選んだ」

 Lavabitサービスは、ユーザーが自分のデータの扱いを自分で決められる各種オプションを備える。

 Lavabitはこのほど新規ユーザーの登録を受け付けるようになったが、アカウントの利用はまだできず、年内に開始となる予定だ。以前のアカウントが停止されていたユーザーは、そのアカウントを復活させることができる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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