「Galaxy S8」を待ち望んでいるユーザーは、しばらく待たなければならないようだ。
サムスンは現地時間1月23日、2月にバルセロナで開催されるMobile World Congress(MWC)では次期主力スマートフォンを発表しないことを明らかにした。
これを発表したのはサムスンのモバイル事業を統括するKoh Dong-jin氏で、米CNETは23日に受信した電子メールでこれを確認した。
同社の広報担当者は「サムスンは確かに、2017年は主力製品をMobile World Congressで発表しない予定だ」とコメントした。
今回の決定の前には、2度にわたってリコールされ、2016年終盤には製造停止となった「Galaxy Note7」の問題の詳しい調査が行われていた。サムスンは、予測されていた通り、端末のバッテリの欠陥が、Note7の複数の発火事故を引き起こした原因だったと発表した。
世界最大規模の携帯端末見本市であるMWCはこれまで、サムスンや他の端末メーカーによってその年の最も重要な製品を発表する場として利用されてきた。
Note7の大失態で、新製品発表に待ったがかかった可能性もあるが、サムスンは近年、独自のSamsung Unpackedイベントを開催する機会が増えており、新製品が乱立する見本市を避けて、このイベントで最も魅力的な新しいモバイル製品を発表する傾向にある。その傾向が現在も続いているようだ。
2017年春と見込まれるGalaxy S8のリリースに続いて、年内には「Galaxy Note 8」も発表される予定だ。Note7の過熱問題でイメージは低下したが、サムスンは「Note」ブランドをあきらめてはおらず、同ブランドを愛用するユーザーがこぞって新製品を購入してくれると期待している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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