資生堂は1月19日、アメリカ地域本社であり連結子会社であるShiseido Americas Corporationを通じて、米国のベンチャー企業「MATCHCo(マッチコー)」を買収したと発表した。
MATCHCoは、2013年にパーソナライゼーションとデジタル技術の専門家であるDave Gross氏とAndy Howell氏によって創設されたベンチャー企業。特許技術をもとに、スマートフォンのアプリを使ってユーザーの肌色を計測。それにマッチしたカスタムメードのファンデーションを提供するビジネスを展開している。
今回の買収により、MATCHCoが持つデジタル技術と資生堂の研究技術開発力を組み合わせ、化粧品のパーソナライゼーションというビジネスモデルを強化。また、顧客の肌測定に関するデジタル技術の開発、ダイレクトマーケティングの強化、消費者と直接つながることで得られた顧客データをマーケティングに生かすなど、ビジネスモデル強化につなげる。
また、既に強化しているスキンケア、メーキャップ、フレグランスのセンター・オブ・エクセレンス(COE)や、デジタルCOEと協働で取り組むことで、ファンデーションというカテゴリーにとどまらないビジネスの拡大につなげるという。
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