サムスンによる社内調査の結果、同社のスマートフォン「Galaxy Note7」の発火と爆発を引き起こしていたのはソフトウェアや他のハードウェアではなく、バッテリだったことが明らかになったと、Reutersが現地時間1月15日に報じた。
サムスンは23日に調査結果を正式に発表する予定だ。
2016年10月にGalaxy Note7が世界中でリコールされて販売停止となった直後には、ある企業が、バッテリ格納部分のスペース不足が発火の原因だとする独自の調査結果を発表していた。
「Galaxy S8」のリリースが近づく中(サムスンは例年、上半期に新製品をリリースする)、サムスンはこの調査結果の発表によってユーザーの信頼を取り戻すための取り組みを開始したい考えだ。
サムスンは最近、米国でリコール対象のGalaxy Note7の96%が回収済みであることを発表しており、米連邦航空局(FAA)も、すべての航空便でGalaxy Note7が持ち込み禁止であることを乗客に伝える航空会社による搭乗前アナウンスの要請を解除した。
この発表の直前には、同端末を充電できなくして使用不能にするソフトウェアアップデートが米国の全通信事業者によってリリースされた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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