アップル、オリジナルのテレビ番組や映画関連の事業を計画か

David Carnoy (CNET News) 翻訳校正: 編集部2017年01月13日 08時19分

 The Wall Street Journal(WSJ)の報道によると、Appleがハリウッドを視野に入れており、台本付きテレビ番組関連の権利購入について、ベテランのプロデューサーらと数カ月間交渉中だという。月額10ドルの音楽ストリーミングサービス「Apple Music」の加入者が、こうしたプログラムを視聴可能になる見通しとされている。

 この動きは、総加入者数でSpotifyに大きく引き離されているApple Musicの認知度を高める狙いがあると報じられている。Apple Musicの収益増加を図れば、「iPhone」と「iPad」の販売減速の影響を相殺することにつながる可能性もある。

 このほか、WSJが米国時間1月12日に掲載した記事では主に以下の通り報じられた。

  • Appleは、HBOの「Westworld」やNetflixの「Stranger Things」に匹敵する番組について検討している。
  • オリジナルのテレビ番組や、おそらくは映画の事業に大きく投資しようと計画するAppleだが、NetflixやAmazonの「Prime Video」に真っ向から勝負するために必要なだけの巨額の資金を投入する用意は「ないようだ」。
  • Appleは、台本付きコンテンツをまだ1つも獲得していない。
  • 「他社メディアの配信のみにとどまるのではなく、むしろ自らがメディア企業になろうという動きであり、Appleにとっては戦略の大きな方向転換となる」可能性がある。同社はこれまでに、Appleの音楽部門幹部に転身した元ラッパーのDr. Dre氏に関するシリーズしか製作していない。同シリーズは2017年中に公開される予定。
  • Appleは、「台本付きオリジナルコンテンツを2017年末までに」提供したいと考えている。

提供:HBO

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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