ドローンの売り上げは伸びているかもしれないが、米国市場で第2位のParrotにとって、すべてが順調というわけではない。パリに拠点を置く同社は現地時間1月9日のプレスリリースで、2016会計年度第4四半期の売上高が目標を15%下回ることを明らかにした。目標額は1億ユーロで、実際は8500万ユーロとなる。
リリースには、次のように書かれている。「第4四半期に消費者向けドローンの商業実績を支えた利益率では、この事業で中期的および長期的に収益性の高い成長を実現するには不十分だ。当グループは、財務をリバランスする戦略でこの課題に早急に対処することを優先する」
Parrotの戦略には消費者向けドローン部門の再編が含まれており、同部門の全840人の従業員のうち3分の1を超える290人を削減する計画だ。Parrotはまた、成長している商用ドローン部門を踏まえて各種製品を効率化する計画だ。
一方、ドローン市場最大の企業であり中国を拠点とするDJIは成長を続けており、2016年の売上高は前年比で60%増加する見込みだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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