Facebookは、Campbell Brown氏がメディアとの緊張関係を和らげる「声」となってくれることに期待している。
FacebookはCNNとNBC Newsでアンカーを務めた経歴を持つBrown氏を、同社のニュース・パートナーシップ責任者として1月中に起用する。その役割にふさわしく、Brown氏はメディアとの窓口となる新設職への就任を、米国時間1月6日に自身のFacebookページで明らかにした。
「私にとって初めて経験する役割だが、報道での経験を生かして、報道機関やジャーナリストがFacebookとより緊密かつ効果的に協力できるよう手助けしていきたい。私はパートナーと直接協力し、彼らの報道が伝わる範囲をFacebookがいかに拡大できるか、そして彼らのビジネスに価値をもたらすことができるかを理解してもらう」とBrown氏はFacebookへの投稿で述べている。
世界最大のソーシャルネットワークがBrown氏を起用した背景には、同社が米国大統領選の期間中に偽情報を拡散させたとして厳しく批判された事情がある。Facebookに偽情報が流れたことが選挙結果に影響を与えたとする見解をFacebookは否定しているが、同社は2016年12月、18億人にのぼるユーザーが虚報の可能性のある情報を容易に報告できるようにするとともに、疑わしい記事が共有される前に警告を表示する対応策を発表した。またBrown氏を採用する1カ月前には、「Facebookの一般社会に向けた声となり、またニュースのエコシステムにおける同社の役割」を担える20年以上の経験を持つ人材を探していることを明らかにしていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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