Facebookの最高経営責任者(CEO)を務めるMark Zuckerberg氏は今でも、自社の事業内容を説明しようと試みている。
Zuckerberg氏は2016年8月、Facebookにはコンテンツプロバイダーになる野望は一切ないと述べ、「メディア企業ではなくテクノロジ企業」だと主張した。同氏は米国時間12月21日、この発言から少し後退したらしく、最高執行責任者(COO)を務めるSheryl Sandberg氏との会話を「Live」動画で配信し、少々異なるFacebook像を描いた。
Zuckerberg氏はこの会話で次のように述べた。「Facebookは新しい種類のプラットフォームだ。Facebookは従来型のテクノロジ企業ではないし、従来型のメディア企業でもない。私たちは技術を開発し、それがどう使われるかに責任を感じている。自社のプラットフォームでユーザーが読むニュースを私たちが書くわけではないが、それと同時に、ただニュースを配信するよりももっと多くのことを行っており、公の議論の重要な一部分となっていることも自覚している」
Zuckerberg氏のコメントは、ユーザーが最初に目にする投稿を選択するソフトウェアであるFacebookのニュースフィードアルゴリズムが、しばしば「偽のニュース」をあおり、偽情報の拡散を許しているとの批判が高まる中で出された。多くの人がこれまでに、Facebookで共有される偽のニュースがDonald Trump氏の勝利に貢献したと主張している。
Zuckerberg氏は、偽のニュースに言及し、「2016年を振り返ると、社内の人間が真剣に取り組んでいることを、私は誇りに思う」と語った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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