世界トップクラスの棋士たちをオンライン囲碁で60戦以上も連続して破ってきた謎めいた人工知能(AI)プレーヤの正体が、アップグレード版「AlphaGo」だったことが明らかになった。
AlphaGoを開発したDeepMindで最高経営責任者(CEO)を務めるDemis Hassabis氏が、中国の囲碁対戦プラットフォーム「Tygem」「FoxGo」で勝ち続けた「Master」がAlphaGoだと認めたのだ。
Hassabis氏によると、これらの対局は、AlphaGoの新たなプロトタイプ版を試験するために実施されたそうだ。「これでわれわれの非公式テストは終了だ。年内に、短縮制でない正式な対戦を何局かできるのを楽しみにしている」(同氏)
AlphaGoは、オンラインで2016年12月29日に早打ち対局を開始し、2017年1月4日に「テスト」対戦を終えた。
この間にAlphaGoは、中国のトップ棋士である柯潔氏、韓国の朴廷桓氏、日本の井山裕太氏といった、名高い世界チャンピオンたちを次々と打ち負かした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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