「Amazon Echo」は、その使いやすさと驚くほど優れた音声制御式パーソナルアシスタント「Alexa」によって、(確かに「Google Home」との新たな競争に直面してはいるものの)スマートホーム向けアシスタントの現時点における標準となっている。
ただし、Echo(および「Amazon Echo Dot」と「Amazon Tap」)はAmazon製品だが、Alexa自体は同社以外も利用できるようになっており、いくつかの他社製品に搭載されつつある。すでにスマートスピーカ「Triby」に採用されているが、このほどLenovoもAlexaに対応した「Smart Assistant」を発表した。
Smart Assistantは縦長の円筒型デバイスだが、Amazonの簡素なスピーカより温かみのあるデザインだ。上半分は白で、上部にシルバーの360度対応マイクスピーカコンボが付いている。下半分はどちらかというとGoogle Homeのような雰囲気で、布地で覆われており、グレー、グリーン、またはオレンジのカラーバリエーションがある。Intelの「Celeron N3060」プロセッサを搭載し、スピーカは5ワットのツイーターと10ワットのウーファーを1つずつ備える。
外観はEchoに似ており、Alexaを採用して、公式のスマートフォン向けアプリ「Alexa」を利用できるほか、Echoと同様にさまざまなサードパーティーのスマートホームデバイスに対応する。では、デザインを別にすると、LenovoのSmart AssistantとEchoの違いは具体的に何だろうか?Lenovoによると、それはEchoが不十分だとされることの多い領域の1つ、すなわち「音」だという。Smart Assistantには標準モデルのほかに、高音質のスピーカを搭載した50ドル高い「Harman Kardon」モデルも用意されている。
また、Lenovoのスマートホームシリーズに、新たに「Smart Storage」も加わった。Smart Storageは、6テラバイトの容量を備えるストレージデバイスで、デュアルバンド無線通信に対応し、ユーザーの写真の識別に役立つ顔認識ソフトウェアが組み込まれている。
Lenovo Smart Assistantは標準モデルが129.99ドルからとなっており、Echoの標準モデルより低価格だ。Harmon Kardonモデルは179.99ドルで、どちらも2017年5月に発売予定となっている。Smart Storageは139.99ドルからで、これも2017年5月に発売される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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