ホリデーシーズンだというのに家族や友達に会いに行けず、がっかりしている人もいるだろう。それなら、新年を迎える時期に地球上にいない人の気分を想像してみてほしい。
米航空宇宙局(NASA)は米国時間12月20日、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している宇宙飛行士がこのホリデーシーズン中に宇宙にいることをどう思っているのか、またクリスマスと大みそかをどのように迎えるつもりなのかを語った動画を公開した。動画に登場するのは、第50次長期滞在クルーとしてISSに滞在しているNASAのShane Kimbrough氏とPeggy Whitson氏、それに欧州宇宙機関(ESA)のThomas Pesquet氏だ。
結論から言えば、ISSに滞在中の宇宙飛行士がクリスマスや新年を忘れてしまうことはないようだ。
「ISSに搭乗しているわれわれにとって、クリスマスは少し違ったものになる」とWhitson氏はISSの船内で語っている。「ここからは地球全体を見ることができる。そのため、われわれ人類が1つになり、平和のために努力しなければならないという思いが強くなる」とのことだ。
さらにクルーのメンバーはクリスマスディナーとして食べる予定の缶やパックに入った宇宙食を紹介した。七面鳥と添え物のコーンブレッド、フルーツサラダ、サヤインゲン、マッシュポテト、それにたくさんのデザートといったものだ。
一方、ESAのPesquet氏は、フランス式のクリスマスディナーとして、牛タンや鶏のシュプレームソースのアミガサタケ添え、ジンジャーブレッドを食べるつもりだと述べている。
最後に、Kimbrough氏は「クリスマスにはここで存分に食事を楽しむ予定だ」と述べた上で、こう締めくくった。「第50次長期滞在クルーからみなさんに、クリスマスとホリデーシーズンのご多幸をお祈りします」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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