米国時間12月17日早朝、TeslaおよびSpaceXの最高経営責任者(CEO)Elon Musk氏はTwitterで「渋滞にイライラ。トンネル掘削機を作って、すぐにでも穴を掘り始めてやる……」と不満を漏らした。
Traffic is driving me nuts. Am going to build a tunnel boring machine and just start digging...
— Elon Musk (@elonmusk) 2016年12月17日
それから1時間ほど経って、今度は「社名は『The Boring Company』がいいな」とつぶやいた(boringには「掘削」という意味がある)。いいかどうかは知らないが、Boring Companyという会社はもうラスベガスにある。
It shall be called "The Boring Company"
— Elon Musk (@elonmusk) 2016年12月17日
Musk氏の勢いは止まらず、引き続き「掘削、やってやるぞ」とつぶやいている。
そして午前7時17分には「本当にやろうと思う」というツイートがある。
当然のことながら、筆者はMusk氏、TeslaおよびSpaceXに連絡し、同氏が本当に掘削事業を始めようとしているのかを尋ねたが、現時点で回答はない。
最初に聞いたときはどれだけ面白いものに思えても、このアイデアには規制上の問題や科学的な問題が多少ありそうだと考える人もいるだろう。
しかし、Musk氏は次世代交通システム「Hyperloop」を構想した人物であり、世の中の大勢や常識と戦うことに慣れている。また、次期米大統領となった名高い不動産王のアドバイザーにも任命された。
この「掘削」というアイデアが、米国の新たなインフラプログラムの一環となることがありえるのだろうか?
もちろん、Musk氏は少しふざけているだけだとも考えられる。
しかし、同氏の新しいTwitterの自己紹介文に目がとまった。「Tesla、SpaceX、Tunnels(そうトンネル)そしてOpenAI」と書かれている。
なんとトンネルがOpenAIよりも前にあるのだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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