米連邦通信委員会(FCC)の委員長を務めるTom Wheeler氏は、Donald Trump次期米大統領が正式に大統領に就任する2017年1月20日に辞任する。
3年以上前にBarack Obama大統領に任命されたWheeler氏は、すべてのオンライントラフィックは同等に扱われるべきだという考え方を中心とするネット中立性の規則を成立させた。
この規則が、共和党が任命する次期FCC委員長や、共和党が過半数を占める議会から批判を受けるのはほぼ確実と思われる。共和党は、かなり以前からそうした規則に反対しているからだ。
Wheeler氏は、米大統領選に先立つ10月に米CNETが掲載したコメントの中で、現代にはさまざまな課題があることを認めたが、米国が向かっている先を楽観視していた。同氏は次のように述べている。「通信技術の進歩のおかげで、米国の消費者にとっては、かつてないほどに恵まれた(あるいは複雑な)時代となっている。多くの課題に直面している米国民は、FCCが日々、消費者の保護に取り組んでいることを知るべきだ」
Wheeler氏は、辞任を発表した米国時間12月15日、FCCは同氏の任期中、「繁栄する通信分野に貢献したが、この分野では、積極的な投資と世界をリードするイノベーションが米国経済や米国民の生活の大幅な改善をけん引し続けている」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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