仮想現実(VR)は、日々のオンライン体験への浸透を続けている。その最新の進歩が、ブログプラットフォームの「WordPress」だ。WordPressでは、自分のサイトにVRコンテンツや360度のコンテンツをアップロードして共有できるようになった。
読者はそうしたコンテンツを自分のブラウザで閲覧できるほか、「VR」ボタンをクリックすると、対応するヘッドセットを使って、イメージ全体が3Dレンダリングされた壮観な全画面表示で閲覧できる。Wordpressはプレスリリースで、対応するヘッドセットとして「Google Cardboard」、サムスンの「Galaxy Gear VR」、「Google Daydream」、「Oculus Rift」、「HTC Vive」を挙げている。
これまでも、シンプルなプラグインを利用すれば、WordPress上でVRコンテンツの共有や閲覧ができた。それでも、WordPressほどの大規模なプラットフォームがVRにネイティブ対応することで、360度のVRコンテンツがこれまでより多くの人の目に触れることになるのは間違いない。それがひいては、VRヘッドセットの需要増加につながる可能性もある。
WordPressは、Harvard Gazetteに掲載されたドイツの難民危機に関するVR中心の記事へのリンクや、米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「Mars Pathfinder」が撮影した360度の画像を掲載している。いずれも現在はWordPressサイト上におけるVR表示向けに最適化されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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