NTTドコモは12月15日、中国政府の情報通信分野の主管庁工業情報化部の直属組織である中国情報通信研究院(CAICT)と、5Gの各種技術の標準化や利用周波数帯域の共同検討に向けた覚書を締結したと発表した。
ドコモは、CAICTが主導する「IMT-2020(5G)推進組」に2016年8月から参画しており、5Gの主要周波数帯域の候補である4.5GHzの仕様を装置規格や測定規格に盛り込むなど、主要な通信事業者やベンダーと中国における5G技術の研究開発や標準化に協力している。
IMT-2020(5G)推進組は、中国における5G技術の研究開発および標準化を推進する組織。CAICTが組長と秘書長を務めている。今回の覚書締結により、ドコモはIMT-2020(5G)推進組が実施する5Gの標準化に向けた技術やシステムを検証する「5Gトライアル」において、実験を開始する。
今後は、同トライアルの実験結果をもとに、CAICTとの5Gの規格策定に向けた技術やシステムの共同検証、5Gで利用する周波数帯域の共同検討をこれまで以上に強化し、早期の国際標準規格策定に向けて取り組むとしている。
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