アップルは12月13日夜、ワイヤレスヘッドホン「AirPods」(エアポッズ)の販売を開始した。価格は1万6800円(税別)で、オンラインのApple Storeにおける出荷日は2週間(12月14日午前1時現在)。AirPodsは、iPhone 7/7 Plusとともに発表され、当初は10月後半に発売するとしていた製品だ。しかし発売は延期され、その原因は技術的な問題だとうわさされてきた。
AirPodsはAppleが新たに設計した、充電ケース付きのワイヤレスヘッドホンだ。見た目は、iPhoneに標準付属するイヤホン「EarPods」とそっくりで、ワイヤレスかどうかの違いに見える。
しかし、AirPodsは超低電力の新しいAppleの「W1チップ」を搭載しており、性能は大きく異なる。充電ケースの蓋を開けて1回タップするだけで、設定が瞬時に完了し、iPhoneやApple Watchで使える準備が整う。センサが耳に装着されたことを感知し、耳から外すと一時停止するほか、ダブルタップすればSiriを起動できる。「○○さんに電話して」「ワークアウトのプレイリストを再生して」「音量を上げて」などと話しかければ、iPhoneを取り出さずにそれらの動作が行える。機能の詳細はウェブサイトで見られる。
なお、1度充電すれば最大5時間音楽を楽しめる。充電ケースを通じて、AirPodsをさらに追加で充電することもでき、合計で24時間以上再生可能としている。
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