Appleがソフトバンクグループのテクノロジファンドへの出資を検討している可能性がある。同ファンドは1000億ドルの資金調達を目指しており、実現すれば世界最大規模のテクノロジファンドになる。
Appleが契約にサインすれば、同ファンドは、時価総額が世界最高の企業を出資者に迎えることになる。
Appleは最大10億ドルの出資に向けて協議していると、Wall Street Journal(WSJ)は米国時間12月12日に匿名の情報筋の話として報じた。ただし、記事によると「まだ何も確定していない」という。
Sprintを所有するソフトバンクグループは、2017年のファンド設立を目指している。10月に発表されたこの「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」は新興技術に注力するものだとWSJは報じている。ソフトバンクグループは9月に半導体設計大手のARMを約240億ポンド(約3.3兆円)で買収した。この買収は、より多くのデバイスやモノをウェブに接続する「モノのインターネット」(IoT)への進出強化の一環だ。
Appleは5月に、中国の配車サービス企業Didi Chuxingに10億ドルを出資している。
米CNETはAppleとソフトバンクにコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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