カプコンは12月8日、交通系ICカードと連動要素を持つニンテンドー3DS用ソフト「めがみめぐり」について、ニンテンドーeショップを通じて配信を開始した。基本プレイ無料のアイテム課金制。
本作は合成音声を活用したキャラクターとの“おしゃべりコミュニケーション”ソフト。プレーヤーの交通系ICカードに宿った新米のツクモガミである「ツクモ」が、“一人前のめがみ”を目指すため、一緒に旅に出るという内容となっている。実在する9000以上の駅が登場し、さいころを振ってめぐっていく。
特徴となっているのは、3DS用ソフトとしては初めてとなる交通系ICカードとの連動要素。交通系ICカードに記録された履歴を、NFC機能を通じて3DSへ読み取らせると、乗り降りした駅にどんな目的で訪れたのかや、決済履歴から買い物についてなどの質問による会話が発生する。また、ゲームを便利に遊ぶための「おさい銭」が手に入るという要素もある。利用できる交通系ICカードは、「Suica」や「PASMO」をはじめとした10種となっている。
また、ツクモの音声は、東芝の音声合成エンジン「ToSpeak G3」をベースに、カプコンと東芝によって新開発された「めがみスピークエンジン」という人工音声合成システムを活用。プレーヤーが入力したどんな言葉でもフルボイスで読み上げてくれる。
配信開始にあわせて、交通系ICカードの履歴を活用した、駅や店舗とのタイアップ企画も開始。福岡県にある西鉄電車「太宰府駅」の乗降履歴がある交通系ICカードを読み取らせると、タイアップ衣装の「合格祈願学生服一式」が入手できるほか、専用の会話も発生。ほかにも東京都にあるアトレ秋葉原や、埼玉県にある鉄道博物館とのタイアップも展開する。この3つに関しては2017年2月28日までの期間限定となっている。
このほか歌声合成ソフトの「初音ミク」や多方面に展開している「探偵オペラ ミルキィホームズ」、人気漫画「ああっ女神さまっ」、ニュースアプリ「ハッカドール」などといったさまざまなコンテンツとのコラボレーションを展開する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス