「Apple Music」がリスナーの支持を集めているようだ。
Billboardの米国時間12月6日の報道によると、Apple Musicはサービス開始からわずか18カ月で有料会員数2000万人の大台を突破したという。Appleは9月、2015年6月にサービスを開始してから1700万人の有料会員を獲得したと発表していた。今回報じられた数字は、それから有料会員が15%増加したことを意味する。
成長のペースは素晴らしいが、Apple Musicの有料会員数は依然としてSpotifyの半分の規模でしかない。市場調査会社のStatistaによると、Spotifyの9月の世界有料会員数は4000万人で、3月の3000万人から増加したという。
両サービスの成長は、音楽ストリーミングの普及を示すものだ。調査委会社Nielsenが音楽業界についてまとめた年末のレポートによると、米国におけるオンデマンドストリーム数は2015年に2倍に増えたという。同社によると、2015年のオーディオストリーム数は1449億を記録し、前年比で79%増加したという。
Appleにコメントを求めたが、直ちに回答は得られなかった。同社はBillboardに対し、Apple Musicの成功の大きな要因はチャートで1位を獲得したアルバムをいくつか提供したことだと述べている。
Appleのインターネット関連ソフトウェア・サービス担当シニアバイスプレジデントのEddy Cue氏はBillboardに対し、「素晴らしい1年だった。自分たちが(アーティストの)情熱を預かって、彼らをチャートの1位まで押し上げられることに興奮を覚えた。Apple Music限定で楽曲を提供したChance the Rapperは、Billboardチャートのトップ10に入っており、私が記憶している限り、そんなことは今までなかった」と話した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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