韓国のLG Electronicsは現地時間12月1日、家電事業の責任者であるJo Seong-jin氏を同社の最高経営責任者(CEO)に昇格させることを明らかにした。これは、同社が毎年行っている組織再編に伴うものだ。
LGは、モバイル部門がモジュール式スマートフォン「LG G5」の不振で大きな損失を出したが、それにもかかわらず、Jo氏が率いる家電部門の貢献により、同社は黒字を計上できた。
モバイル部門の責任者であるCho Juno氏は引き続きその職務にとどまり、テレビ事業や自動車部品事業の責任者も留任する。Cho氏は、不振が続くモバイル部門を黒字に戻すチャンスを再度与えられたようだ。
LGの最新スマートフォン「LG V20」は、米国と韓国の両方で好調を維持しているが、モバイル部門の業績を大幅に改善できるかどうかは未知数だ。
LGでは、今回の組織再編によって58人の幹部が昇進した。これは2015年の38名を大きく上回り、過去12年間で最多となっている。
高卒でLGグループの要職に就いたJo氏は、1976年以来「LG一筋」を貫いている。
また、「LG SIGNATURE」という高級家電プランドを立ち上げ、利益幅の拡大に成功した功績で知られる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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