アップルの20年をまとめた写真集、スマートグラスを開発か--Appleニュース一気読み

 11月15日~11月21日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。

アップル、写真集「Designed By Apple In California」を発売-過去20年の製品を網羅
アップル、写真集「Designed By Apple In California」を発売-過去20年の製品を網羅

 Appleは、1996年からの20年間の製品をまとめた写真集「Designed By Apple In Cali-fornia」を発売した。この本は豪華な装丁を施したいわゆる「コーヒーテーブルブック」だ。これまで、非公式ながら、過去のApple製品を網羅した同様の写真集も存在していたが、Appleとしてデザインをまとめた1冊は注目度が高い。日本ではApple Store銀座で見られる。

 Appleにとって、2016年から2017年は節目の年が続く。企業ができて40年を祝い、4月には本社に海賊旗を掲げた。また先日発表された新型MacBook Proは、ポータブル型Mac25周年を記念するものとなった。そして2017年は、iPhoneが登場して10年目を迎える。

 この間、Appleは社名から「Computer」の文字を取り去り、主力のデバイスをコンピュータであるMacから、モバイルデバイスであるiPhoneとiPadへ移行させた。その結果、膨大なユーザー数を抱えることに成功している。

 その課程で、驚きを与えるデザインで人目を引く戦略は影を潜め、より生活に馴染むことを目的とした、必要十分なデザインへと変化していった。結果的に、製品はシンプルな姿を極めていったといえるだろう。

 これからの10年、iPhoneのユーザーベースを背景にしたサービス分野へとその軸足を移行させるのか、「デジタルハブ戦略」というキーワードを体現すべく、複数のデバイスを有機的に組み合わせるライフスタイルの提案へと進むのか、はたまた、まったく異なるデバイスによって、三度我々の生活を一変させるのか。

 分厚く豪華なコーヒーテーブルブックを眺めながら、次の10年に思いを巡らせてみてはどうだろう。

アップル、写真集「Designed By Apple In California」を発売--過去20年の製品を網羅(11/16)

スマートグラスの開発を検討か?

 AppleのTim Cook CEOは、仮想現実よりも拡張現実に興味を示す発言が多く見られてきた。たとえば大ヒットゲームとなったPokemon GOを絶賛していたことも、そうした文脈に関連するのではないかと考えられる。

 そんな中、Appleがスマートグラスを開発しているといううわさがあっても、過去の発言をみればさほど突飛な考えではないことがわかるだろう。

 スマートグラスは、Google Glassによって広くその存在が知られるようになったが、そのGoogleはプロジェクトを一旦止めている。MicrosoftはHoloLensを披露しているし、こちらはVR側の取り組みとなるが、Facebook参加のOculusや、SonyのPlayStation VRも話題だ。

 また、Snapchatを提供するSnap Inc.は、カメラを搭載したSnapchat投稿専用のメガネを披露し、非常にカジュアルな形での発売にこぎつけた。意外とスマートグラスへの取り組みは多く、このことは、Appleがより良い形で新製品を披露する土壌が整っていることの裏返しでもある。

アップル、スマートメガネの開発を検討か(11/16)

MacBook Pro Touch Bar搭載モデルレビュー

 10月27日に発表された新型MacBook ProのTouch Bar搭載モデルは、予約をしていたユーザーに対して、順次出荷が始まっている。まだまだ品薄の状態が続いているが、今週末にセットアップして使い始める、といった人も増えてくるだろう。

 CNET Japanには、新型MacBook Proをデザインしたジョナサン・アイブ氏へのインタビューや、新製品レビューなどが先週掲載された。筆者も13インチモデルの魅力について、レビューをお送りしている。

 新しいモデルのポイントを改めて振り返ると、美しくなったディスプレイ、薄く・軽く・コンパクトになったボディ、グラフィックス性能を中心とした大幅なパフォーマンス向上、Thunderbolt 3ポート、新型キーボード、Touch ID搭載、そして新たに搭載されたTouch Bar。

 Touch Barについては、ファンクションキー(とその領域)をより有意義に活用するための手段として用意されており、どちらかというと画面というよりは入力装置としての側面が強い印象だ。

ジョニー・アイブ氏、「MacBook Pro」の新機能「Touch Bar」開発秘話を語る(11/15)
新・MacBook Proレビュー--Touch Bar搭載13インチモデルが放つ魅力とは(11/17)
「MacBook Pro」Touch Bar搭載モデル--開封からセットアップまで(11/17)

その他

 Appleは、これまでも、災害や慈善団体向けにiTunesやApp Storeの課金インフラを利用して募金や寄付を集めてきたが、今回Apple Payでも、慈善団体への寄付が可能になった。Appleは課金インフラを社会貢献に活用する動きを素早く展開しており、Apple Payが加わったことで、より直接的な募金方法を提供することになる。

 また、発売が遅れているワイヤレスヘッドホンAirPodsは、12月に発売されるとの予測が出された。米国では今週から感謝祭の休暇となり、クリスマスに向けて最も購買が盛んになる季節だ。できれば、このタイミングでリリースしておきたいとの思惑もある。

「Apple Pay」で慈善団体への寄付が可能に(11/15)
アップルの「AirPods」、12月に発売か--チェコの正規販売業者サイトに一時掲載(11/17)
アップル、「iPhone 6 Plus」の”タッチ病”修理プログラムを開始(11/18)

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