The Linux FoundationのエグゼクティブディレクターであるJim Zemlin氏に対して、Microsoftの加入は驚くべきことだったかと尋ねてみたところ、次のような答えが返ってきた。
オープンソースは誰でも貢献できる懐の広いものであるべきというのが、われわれの哲学だ。
かつては、プロプライエタリ対オープンソースで、勝者がすべてを得ると考えられていたが、それは過去の話だ。オープンソースは今やソフトウェア開発の大きな推進力となっており、自社を進歩させながら他社も進歩させることが可能だということは業界も気付いている。Microsoftはこの10年の大半で、The Linux Foundationの多くのプロジェクトへの貢献やサポートなどによって、オープンソースを積極的に受け入れるようになってきていたため、次のステップとしてThe Linux Foundationに加入するという判断はわれわれにとって驚きではなかった。
Microsoftはオープンソース技術の利用と貢献という点で発展、成熟してきている。同社はLinuxとオープンソースに対する熱意あるサポーターになり、多くの重要プロジェクトで極めて積極的に活動している。The Linux Foundationへの加入はMicrosoftにとって重要なステップであるとともに、さまざまな分野に広がってきている同社の貢献による恩恵を受けるオープンソースコミュニティー全体にとっても重要なステップだと言える。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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