Facebookは9月、動画広告のユーザー視聴時間を広告レポートの中で過大に集計していたことを認めた。そして今回、企業顧客向けのレポートにさらなる食い違いを生じさせるバグを発見したという。
Facebookはブログ投稿で問題を認め、修正を約束した。今回の主な問題は、投稿を実際に目にしたユーザーの数をFacebookが過大集計していたというものだ。このバグは、特定のコンテンツをプロモーションするために料金を支払っている企業に影響しないようだ。影響を受けるのは、「オーガニックリーチ」として知られる、プロモーションしていないコンテンツに関する情報を求める企業のみだという。
一定期間のオーガニックリーチを集計する際に、Facebookは、新しいユーザーだけでなく、同じコンテンツを複数回訪問したユーザーもカウントしていたため、集計値は7日間の場合で推定33%、28日間の場合で55%多くなっていた。
Facebookは、今回の件についてコメントを避けたが、数カ月のうちに問題を修正するとともに、オーガニックリーチの集計方法を見直し、「ビューアブルインプレッション」という指標も追加することを、ブログ投稿で約束した。これまで、有料のプロモーションを行わない企業は、コンテンツが顧客のニュースフィードに表示されたかどうかしか確認できなかった。今後は、コンテンツが顧客の画面に実際に表示されたかどうかを確認できるようになる。
ブログ投稿では、リファラのクリック集計に関するバグや、動画視聴に関する別の問題など、他の複数の問題についても説明されている。また同社は、Nielsenなどのサードパーティーによる検証を増やすことによって、信頼回復に努めるとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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