WhatsAppは、10億人にのぼるユーザーに無料のビデオ通話機能を提供することで、Appleの「FaceTime」やMicrosoftの「Skype」といった同種のサービスに対抗する構えだ。
Facebook傘下のWhatsAppは、「Android」「iPhone」「Windows Phone」搭載デバイスのユーザーを対象に、WhatsAppのビデオ通話機能を「近日中」に提供すると発表した。
「この機能を導入する理由は、音声とテキストだけでは十分でない場合もあると認識しているからだ。(中略)これらの機能を、特に高価な最新の携帯電話を購入できる人や、携帯電話の通信網が十分に整備された国に住む人だけでなく、すべてのユーザーに提供したい」(WhatsApp)
WhatsAppはこれまで、コミュニケーション関連のサービスを徐々に拡充させており、簡単なメッセージングから始めて、2015年3月には音声通話機能を追加。2016年6月には、同アプリを使った音声通話が毎日1億件発信されていることを明らかにした。
Reutersによると、このビデオ通話機能はWhatsApp上の他のやり取りと同様にエンドツーエンドで暗号化されるため、傍受するのははるかに難しくなるという。今回の動きは、多くのメッセージングサービスで強力な暗号化が採用されていることに不満を募らせている情報機関には歓迎されないかもしれない。WhatsAppは4月、同サービス上のコミュニケーションすべてにエンドツーエンドの暗号化を採用していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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