デンソー、自動運転に向けたCPUのマルチスレッド技術で英企業と共同研究

山川晶之 (編集部) 飯塚 直2016年11月15日 12時31分
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 デンソーと英イマジネーションテクノロジーズは11月14日、CPUにおいて複数の処理を並行する「ハードウェア・マルチスレッド」機能についての共同研究を開始すると発表した。

 イマジネーションテクノロジーズは、SoC(機能の異なる回路を複数組み込んだ集積回路)に使用される知的財産の開発やライセンスを供与する企業。MIPSアーキテクチャ(2012年にMIPS Technologiesの一部事業を買収)や、PowerVRテクノロジなどCPUやGPU分野で高い技術を持ち、マルチスレッド機能に強みを持つ。

 高度運転支援や自動運転技術の技術開発が進む中、車両のさまざまな部品や機能を連携して制御する電子化も進んでおり、多数のコンピュータ(ECU)が自動車に組み込まれている。そのため、LSI(大規模集積回路)内には通常、複数のCPUが実装されており、要求性能も複雑さを増している。

 このため、ECU間の接続を取り持つ機能を中心に、マルチスレッド機能をより効率的に利用するための共同研究を実施する。

マルチスレッド機能を使用した場合のCPUの作動イメージ
マルチスレッド機能を使用した場合のCPUの作動イメージ
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