インテルとVisa、コネクテッドデバイス上の決済データ暗号化に向け提携

Natalie Gagliordi (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2016年10月25日 10時30分
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 VisaとIntelは米国時間10月24日、コネクテッドデバイス向けのよりセキュアな決済を追求するための新たな提携を発表した。

 具体的には、セキュアな決済を保証するための暗号化機能を、コネクテッドデバイスで使用されるチップセットというハードウェアレベルで埋め込んでいくために協力していくという。これは、Intel製品を搭載した未来のデバイスすべてで、「よりセキュアなデータ転送を実現」するために、決済データの保存時と転送時の双方において暗号化が施されるようになることを意味している。

 言い換えれば、ハッカーがデバイスの脆弱性を突き、そのデバイスに格納されているデータにアクセスした場合であっても、決済データは暗号化されているため悪用できないということだ。

 決済データの暗号化に向けた今回の取り組みは、Intelの「Intel Data Protection Technology for Transactions」をベースにし、Visaの「3-D Secure」認証処理を追加したものとなっている。これにより、業者とカード発行会社は正当な取引と不正な取引を見分けやすくなる。またData Protection Technology for Transactionsは、コンピュータやモバイル機器、IoTデバイスといった、従来のチャネル以外での決済を促進する手段とも見なされている。

 Visaでリスク及び認証製品担当シニアバイスプレジデントを務めるMark Nelsen氏は、「コネクテッドデバイスの興隆によって(中略)ハッカーは新たな足場を手に入れることになる」と述べるとともに、「このセキュリティ上の難題に取り組むには、決済とテクノロジ、コンピューティングという分野におけるプレーヤーが新たなレベルで協力し合う必要がある。Intelとの提携により、われわれは次世代の決済デバイスにハードウェアレベルのセキュリティが組み込まれることを保証できるようになる」と述べている。

 こういった取り組みは「Intel Online Connect」というかたちで、新しい第7世代「Intel Core」プロセッサに埋め込まれる予定だ。Intel Online Connectは、既存の3-D Secureプロトコルや、EMVCoが2016年中にリリースする予定の次世代版の「3D Secure 2.0」と連携することになる。

 Visaは別の発表で、「Visa Checkout」プラットフォームをその他のデジタルウォレットサービスからも利用可能にすると述べている。Visa Checkoutを利用することでユーザーは、オンライン販売用のウェブサイトやアプリを離れることなく、単一のユーザー名とパスワードで決済処理を完了できる。

 Googleで決済製品のグローバル責任者を務めるPali Bhat氏は「『Android Pay』とVisa Checkoutが連携することで、Visa Checkoutに対応している数多くのオンライン販売サイト上でのスムーズな購買エクスペリエンスがもたらされる」と述べるとともに、「オンラインショッピングを行う顧客に対して、ウェブ上でAndroid Payを使用するためのさらなる手段を提供することで、Android Payのリーチが拡大するものと期待している」と述べている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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