Walt Disneyの研究機関Disney Researchは、1本足で飛び跳ねて自立していられるロボットを開発した。バッテリや制御回路など動作に必要なモジュールをすべて搭載しており、ケーブルなどを接続することなく、単体で機能できる。
このロボットは、地面をけるための足を1本持ち、その上にバッテリなどを載せた形状。“から傘お化け”“から傘小僧”といった妖怪の姿を思い浮かべると正解だ。
足の部分は、オーディオ機器のスピーカで使われるのと同じ構造をしたボイスコイル方式のアクチュエータを搭載。伸縮する2つのスプリングと組み合わせた「Linear Elastic Actuator in Parallel(LEAP)」と呼ぶ機構により、ロボットに飛び跳ねる力を与える。
上部に対して足は2軸の自由度を与えられていて、これで前後左右に動きを調整できる。この仕組みで、ジャンプしながら自立する。
実際にロボットを動かしたところ、位置をあまり変えることなく19回ジャンプし、約7秒のあいだ自立していられたという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」