プレンプロジェクトは7月1日、小型の二足歩行ロボット「PLEN」の公式ユーザーコミュニティサイト「PLEN Playground」を開設するとともに、誰でもロボットの動作を作成できるソフトや、教育用ビジュアルプログラミングツールを公開すると発表した。
同社では、主要な部品を3Dプリンタで出力できるオープンソースの小型ロボットの最新版「PLEN2」を開発しており、7月1日よりECサイトで海外向けに先行予約を開始。キットの一部は9月上旬に出荷し、残りは12月上旬に出荷する予定だ。クラウドファンディングで支援したユーザーには8月に発送を開始する予定だという。
これに先駆けて公開されるのが、動作作成ソフト「Motion Editor」(アルファ版)と、初学者向け教育用ビジュアルプログラミングツール「Scenography」(アルファ版)。Motion Editorは、複雑なプログラミングなどをせずに、PLENの動作を自由に作れるツール。作成した動作をSNSで共有できるという。ウェブ版とネイティブアプリ版(ゲームエンジン「Unity」対応)を公開する予定。
Scenographyは、初学者が直感的にプログラミングを学べるツール。インターフェースは、アイコンとアルファベット、数字で構成されており、初学者でもアイコンを組み合わせるだけで、実際にPLENを動作させられる。公開は7月中旬の予定で、こちらもウェブ版とネイティブアプリ版(Android、iOS、Windows対応)を用意する。
また8月にはPLEN Playgroundで、PLENシリーズのソースコードや、基盤、3Dデータを公開するほか、ユーザー同士で開発・運用上の問題を解決できるフォーラムも設ける予定だという。
同社では7月から主に小学生を対象にしたプログラミング学習のワークショップを展開する。広範な教育分野で利用できるよう、ユーザーの声をもとにMotion EditorとScenographyの完成を目指すとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス