プレンプロジェクトは2月26日、社名を「プレンプロジェクト・ホールディングス」に変更し、持株会社に移行したと発表した。あわせて、事業部門を分社化し、全額出資事業子会社「プレンプロジェクト」への譲渡手続きを開始した。
同社は2004年の設立以来、オープンソースロボット「PLEN」シリーズの開発・生産・販売をしており、PLENシリーズを利用した教育事業、多様なロボット技術を使用した新たなサービス・ロボットの開発など、事業が多方面に広がっているという。そこで、経営資源を適正に配分し、効率的に各ビジネス領域を運営するために事業を再編するとしている。
まず事業会社プレンプロジェクトを同社の全額出資により設立し、これまでのプレンプロジェクトの全事業、従業員、機材を移管、譲渡する。今後は必要に応じてパートナーシップによる外部リソースを取り入れ、柔軟にビジネスを展開できる体制を作るという。2015年3~5月に実施したクラウドファンディングに関する業務は、完了までプレンプロジェクト・ホールディングスが実施する。
同社ではさらに、中国大手メーカーのGoerTekグループと新会社「PLENGoer Robotics」を設立し、新規事業として個人や家庭用サービス・ロボットの開発に取り組むことに合意している。
PLENGoer Roboticsでは、同社がこれまで培ってきたロボット開発技術と、GoerTekグループの生産技術により、これまでにない実用的な家庭・個人用のサービス・ロボットを2016年末までに開発するとしている。また、PLENGoer Roboticsは、プレンプロジェクトが開発するプラットフォームロボット「PLEN2」などの中国展開において、マーケティング、販売を担当するという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」