Microsoftは、「Windows 7」「Windows 8.1」「Windows Server 2008 R2」「Windows Server 2012」「Windows Server 2012 R2」を月例パッチ制度に移行させる計画を明らかにしていたが、米国時間10月11日より、この新しい方法でパッチの提供を開始する。
Microsoft関係者は10月7日、ITプロ向けのブログ記事で、この新しいパッチモデルに対応しなければならない管理者のために、詳細なガイダンスを公開した。
定例パッチとは、単純に複数のパッチをまとめて、単一のアップデートとして提供することだ。これらの定例パッチが、上述のバージョンのWindowsとWindows Server向けの個々のパッチに取って代わることになる。新しい月例パッチがリリースされれば、前月の月例パッチは不要になる。最終的な目標は、これらの月例パッチを完全な累積パッチにすることだ。累積パッチには、チームが過去にリリースしたパッチも含まれるので、ユーザーは最も新しい単一の定例パッチをインストールするだけでいい。
Microsoft関係者が7日のブログ記事で述べたところによると、同社は今週より、以下のものをリリースする予定だという。
セキュリティマンスリー品質ロールアップ(月例ロールアップ)もPatch Tuesday(「B」週)で提供される。マンスリー品質ロールアップのプレビュー(プレビューロールアップ)は毎月第3火曜日(「C」週)にリリースされる。セキュリティのみの品質アップデートと月例ロールアップは、各OSでサポートされている「Internet Explorer」のバージョン向けのフィックスも含む。「.NET Framework」も、.NET Frameworkの月例ロールアップとして月例ロールアップモデルに従う。
管理者は、これらのアップデートについていくつかの方法を選択できる。Microsoftが推奨する方法は、リリース次第、管理者がすべてのセキュリティアップデートと非セキュリティアップデートをインストールすることだ。もう1つの手段として、管理者はすべてのセキュリティフィックスをインストールするが、ほかのフィックスはインストールしない、あるいはMicrosoftがリリース次第、すべてのセキュリティアップデートをインストールし、非セキュリティアップデートは一部のみインストールすることも可能だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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