Facebookの「イベント」は、現代の社会生活における重要な要素だ。コンサート、資金集めイベント、読書会、祝賀会、はしご酒などのイベントが開催されている。
Facebookは、ユーザーがより簡単にイベントへの出欠を連絡したり、参加するイベントを検索したりできるようにしたいと考え、米国時間10月7日、Facebookの「イベント」セクションを単体アプリにした「Events from Facebook」をリリースした。現時点では米国で「iOS」版が公開されており、近く「Android」にも対応する予定だという。
同アプリでは、さまざまな都市でどのようなイベントが開催されるかを地図上で調べられる。友人が開催するイベントや、「Like」(いいね!)したFacebookページのイベントを確認することもできる。カレンダー機能によって、参加予定のイベントが掲載された自分のスケジュール全体を表示することも可能だ。
同社によると、1日に1億人を超えるユーザーがFacebook Eventsを利用している。Facebookが、人気の高い機能を同ソーシャルネットワーク上から独立させて単体のアプリとして提供するのはこれが初めてではない。Facebookは2014年に、チャットアプリ「Messenger」をリリースした。しかし当時の同社のやり方は強引だった。同社はFacebook上のメッセージ機能の提供を終了して、すべてのユーザーにこの新しいアプリをダウンロードすることを強要したことで、怒りを買った。その戦略は功を奏したようで、Messengerは現在、10億人のユーザーを擁している。今回、Eventsのダウンロードを強制することはなさそうだが、Facebookの広報担当に問い合わせたところ、すぐに回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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