キヤノンは8月9日、家庭用A4インクジェット複合機「PIXUS(ピクサス)」シリーズの新製品として、「PIXUS TS9030」など4機種を9月下旬より発売すると発表した。
新製品となる「PIXUS TS9030」「PIXUS TS8030」「PIXUS TS6030」「PIXUS TS5030」の4機種は、いずれも従来機種から大幅に小型化し、機能的なスクエア形状の新デザインを採用しているのが特徴。また、全機種とも、操作画面に新たなUI(ユーザーインターフェース)を採用したほか、給紙機構として前面カセットだけでなく、背面給紙も今季モデルから復活(PIXUS TS5030は背面給紙のみ)している。
さらに、スクエア(127mm×127mm)と名刺(91mm×55mm)という2種類の用紙サイズに対応(PIXUS TS5030は名刺サイズに非対応)する。
自動両面プリントにも対応し、「PIXUS TS9030」と「PIXUS TS8030」の2機種は「普通紙(A4、A5、B5、レター)」と「はがき(郵便はがき)」、「PIXUS TS6030」は「普通紙(A4、A5、B5、レター)」の印刷が可能。
全機種無線LAN(Wi-Fi)を搭載し、無料のスマートフォン向けアプリ「Canon PRINT Inkjet/SELPHY」(iOS/Android)を使用して、スマートフォンからのプリントに対応する。また、「PIXUS TS9030」と「PIXUS TS8030」の2機種では、NFC対応のスマートフォンをかざすだけでプリントできる「PIXUS タッチ」を搭載した。
PIXUS TS9030は、今季ラインアップのフラッグシップ機となる「プレミアムデザインモデル」だ。最高解像度9600×2400dpiの6色独立インクモデルで、5.0型スムーズタッチパネルのほか、接続インタフェースとして、無線LAN(Wi-Fi)「IEEE802.11n/g/b」、有線LAN「100BASE-TX/10BASE-T」、Hi-Speed USB(USB2.0)を搭載している(Wi-Fiと有線LANは同時使用不可)。
カラーは、レッドとホワイトの2色をラインアップする。外形寸法は、約372mm×324mm×140mm。重量は、約6.7kg。直販価格は、税別3万9880円。
PIXUS TS8030は、ハイスペックな6色独立インクモデル。最高解像度は9600×2400dpiで、4.3型スムーズタッチパネルを搭載する。接続インタフェースは、無線LAN(Wi-Fi)「IEEE802.11n/g/b」とHi-Speed USB(USB2.0)を搭載。
2015年秋モデルのMG7730と比べて、体積は約29%減、設定面積は約25減だ。買い換えが見込まれる、2010年秋モデルの「MG6130」と比較すると、体積は約44%減、設置面積は約30%となっている。
カラーは、レッド、ホワイト、ブラック、ブラウンの4色をラインアップする。外形寸法は、約372mm×324mm×139mm。重量は、約6.5kg。直販価格は、税別3万880円。
PIXUS TS6030は、スタンダードな5色独立インクモデル。最高解像度は4800×1200dpiで、3.0型タッチパネルを搭載する。接続インタフェースは、無線LAN(Wi-Fi)「IEEE802.11n/g/b」とHi-Speed USB(USB2.0)を搭載。
カラーは、ホワイトとブラックの2色をラインアップする。外形寸法は、約372mm×315mm×139mm。重量は、約6.2kg。直販価格は、税別2万5880円。
PIXUS TS5030は、シンプルな5色独立インクモデル。最高解像度は4800×1200dpiで、3.0型パネル(非タッチパネル)を搭載。接続インタフェースは、無線LAN(Wi-Fi)「IEEE802.11n/g/b」とHi-Speed USB(USB2.0)を搭載。
カラーは、ホワイトとブラックの2色をラインナップする。外形寸法は、約372mm×315mm×126mm。重量は、約5.5kg。直販価格は、税別1万9880円。
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