KDDIは10月6日、ディー・エヌ・エー(DeNA)が運営する「DeNAショッピング」事業および、DeNAグループとKDDIが協業で提供する「auショッピングモール」事業の取得を決議したと発表した。
DeNAは、子会社として新たに「De コマース」を設立。 Deコマースに対して、同社が運営する「DeNAショッピング」事業とDeNAの連結子会社であるモバオクが運営する「auショッピングモール」事業の両事業を吸収分割することで承継したうえで、DeNAとモバオクが保有するDeコマースの全株式をKDDIに譲渡する。
KDDIは、12月28日を目途に両社が保有するDeコマースの全株式を取得し、完全子会社化する。譲渡価格は、総額63億円(DeNA31億5000万円、モバオク31億5000万円)。
KDDIは、「au WALLET」「au WALLET Market」を中心とした決済・物販事業など、通信領域以外の生活者向けサービスにも取り組んでいる。今回の取得により、DeNAがこれまで培ってきたショッピングモール事業のノウハウをもとに、コマース事業を一層強化。au経済圏の拡大に向け取り組むとしている。
またDeNAは、KDDIと協議する中で、ショッピングモール事業のさらなる成長のためには、より機動的かつ大胆な戦略展開を図ることが必要であり、そのためには事業運営主体の一本化が有効であると判断したとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス