Alphabet(Googleの親会社)の一部門であるVerily Life Sciencesが医療向けウォッチの開発に取り組んでおり、報道によると、既に「100個以上」のワーキングプロトタイプを製作済みだという。
MIT Technology Reviewによると、このVerilyの医療向けウォッチには、円形のE Inkディスプレイが搭載されるという。これは、Pebbleのスマートウォッチ群やAmazonの電子書籍リーダー「Kindle」で使われているのと同じテクノロジだ。
この医療向けウォッチは「心拍数およびアクティビティモニタ」と説明されている。加速度センサとジャイロスコープの両方を使って、動きを測定する。これらのセンサは、「Apple Watch」やFitbitのトラッカー群でも使われている。ヘルスウォッチの外側の円部分を使って、装着者の心電図を測定することも可能だ。一方、光学心拍数センサは背面に搭載されている。背面に内蔵されたほかのセンサを使って、電気皮膚反応を測定することもできる。電気皮膚反応はストレスの度合いを測定するのに利用される。
Apple WatchやFitbitのトラッカー群と異なり、このウォッチは消費者向けデバイスとして設計されてはいない。Alphabetはこの医療向けウォッチを、多くの個人について測定や追跡をする大規模な医学研究用の端末として位置付けているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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