ASUSは9月28日、「Zenvolution ~進化し続けるASUSのZen~」と題した発表会を開催し、薄型モバイルノートの「ZenBook 3」と、SIMフリースマートフォン「ZenFone 3」シリーズ2機種を発表した。
![ライブ演奏を披露した](/storage/2016/09/29/ac3c0508692842005063c54a481c925e/asus01.JPG)
オープニングアクトとして津軽三味線奏者の吉田兄弟がゲスト出演。ライブ演奏を披露した
薄さとパフォーマンスを極めたZenBook 3、10月下旬以降に発売
ZenBook 3は、同社ノートPCのフラグシップモデル。12.5型フルHDのディスプレイを搭載する薄型のモバイルノートで、グローバルでは6月に台湾で開催されたCOMPUTEX TAIPEIで初披露されている。発表会に登壇したASUS会長のジョニー・シー氏によれば、筐体にはアップルの「MacBook」同様、メタル製のユニボディを採用。その上で「MacBookよりも薄くて軽い」薄さ11.9mm(最薄部3.5mm)、重さ910gを実現しているという。
CPUにインテル Core i7-7500Uプロセッサに、16Gバイトのメモリ、PCIe 3.0 x4対応512Gバイト SSDを搭載するモデル(想定価格:18万4800円)と、インテル Core i5-7200Uプロセッサに、8Gバイトのメモリ、SATA対応の256Gバイト SSDを搭載(同:13万9800円)した2モデルがラインアップする。いずれも10月下旬以降に販売開始予定だ。
![ジョニー・シー氏](/storage/2016/09/29/feffbe0675d6e775e1470ab61c24bc28/asus02.JPG)
「ZenBook 3」を手に製品説明を行う、ASUS会長のジョニー・シー氏。サイズのほかCPU、SSDのシーケンシャルリード、メモリーなど様々なパフォーマンスを示し、MacBookに対する優位性をアピールした
![重さ約910g](/storage/2016/09/29/b6221d561805123eef281fcdbf10345a/asus03.JPG)
強度を確保するため、航空機などにも使われるアルミニウム合金を採用するほか、ディスプレイには強化ガラスの「Corning Gorilla Glass 4」を使用。わずか3mmと世界最小クラスのヒンジを採用する一方で、2万回を超える開閉テストを実施し、強度をチェックしているという。サイズは約幅296mm×奥行き191.2mm×高さ3.5~11.9mm、重さ約910g
![ディスプレイは12.5型フルHD](/storage/2016/09/29/fe74af711aa40339c559b4e2c45fae44/asus04.JPG)
ディスプレイは12.5型フルHD(1920×1080)。画面占有率は82%の狭額縁設計で、ディスプレイ下に2基と背面の前方に2基、合計4基のHarman Kardon製スピーカーが配置されているほか、アンプシステムも搭載。なお端子は右サイドにUSB Type-C、左サイドにヘッドフォンのみ。HDMIやUSB3.0をサポートするミニドックが付属する
![ワンタッチログインが可能だ](/storage/2016/09/29/2030b188d675e7eb76bf610c93a0afde/asus05.JPG)
キーボードはキーピッチ19.8mm、キーストロークはMacBookの2倍にあたる0.8mmを確保しているという。指滑りが良いようにガラス加工を施したタッチパッドには、指紋認証用のセンサも搭載。Windows Helloでワンタッチログインが可能だ
![バッテリー](/storage/2016/09/29/f9bdc305c5c363293a7543c9ddc12993/asus06.JPG)
わずか3mmまで薄型化された冷却ファンと、スリムながら面積を広くとったバッテリ
![約8.7時間のスタミナを確保](/storage/2016/09/29/6aa5e0f480cd70c39e6b74f8b24ea4b0/asus07.JPG)
薄さを極めつつ、バッテリ駆動時間は約8.7時間のスタミナを確保。また49分で約60%まで充電可能な急速充電もサポートしている