ソニー、Bluetoothヘッドホンを拡充--耳に合わせたNC最適化も

 ソニーは10月4日、対応機器と接続しワイヤレス再生ができるBluetoothヘッドホンとして2シリーズ5モデルを発表した。LDACを搭載した高音質モデルから防滴性能を備えたスポーツ用までをラインアップする。いずれも発売は10月29日。

 発売するのは、ワイヤレスのフラッグシップモデルとなる「MDR-1000X」、限定モデルの「MDR-1A Limited Edition」、重低音再生を重視した「MDR-XB80BS/50BS/XB70BT」になる。

 MDR-1000Xは、圧縮音源をアップスケーリングする「DSEE HX」を搭載し、ハイレゾ相当の高音質再生を実現する密閉ダイナミック型ヘッドホン。40mmのダイナミックドライバを搭載する。オーディオ伝送技術にLDACを採用し、ワイヤレスでも高音質再生を追求する。

「MDR-1000X」
「MDR-1000X」

 本体には、「デュアルノイズセンサーテクノロジー」と「フルオートAIノイズキャンセリング」を搭載し、周囲の騒音を分析して効果的にノイズを打ち消すノイズキャンセリング機能を装備。イヤカップに備えた「NCボタン」を押すと、自動キャリブレーションにより、ユーザーの耳に合わせてノイズキャンセリング特性を最適化できる「パーソナルNCオプティマイザー」を初搭載している。

 新たな新機能として、カップ部に触れると外音を取り込める「外音取り込み機能」も装備。これは右側のカップにタッチセンサを設け、手で触れたときのみ外音を取り込むことができるというもの。周囲の音を自然に取り込む「ノーマルモード」と、アナウンスなどの聞き逃しを軽減する「ボイスモード」の2つを用意する。

 再生周波数帯域は4Hz~40kHz。重量は約275gで、最大約22時間の使用が可能だ。ヘッドホンケーブルを同梱し、有線ヘッドホンとしても使用できる。ボディカラーはブラックとグレーベージュ。想定税別価格は4万円前後になる。

 MDR-1A Limited Editionは、2014年に発売した「MDR-1A」のマットブラックモデル。2900台限定で販売され、ハンガー裏側にはシリアルナンバーをレーザー刻印する。オリジナルモデルはブラックとシルバーの2色展開。想定税別価格はオリジナルモデルより5000円アップの3万3000円前後になる。

「MDR-1A Limited Edition」
「MDR-1A Limited Edition」

 MDR-XB80BS/50BS/XB70BT(想定税別価格:1万7000円前後/9000円前後/1万3000円前後)は、「EXTRA BASS」シリーズの最新モデルだ。いずれも12mmのダイナミックドライバを搭載した密閉ダイナミック型イヤホンで、再生周波数帯域は4Hz~24kHz。XB80BSは水洗いができるIPX5相当、XB50BSはIPX4の防水、防滴性能を備えたスポーツ仕様。上位機となるXB80BSのみ、SBC、AACに加えaptXとLDACのオーディオコーデックに対応するほか、10分間の充電で約60分の使用ができるクイック充電機能を備える。

 XB70BSは、日常使いを意識して開発されたワイヤレスヘッドホン。マイク付きリモコンを備え、再生、曲送り、通話などが操作が手元で可能だ。ネックバンド部にはシリコンを用い、やわらかくフィットしやすいほか、小さくまとめられるため、携帯性にも優れる。

 3モデルともにボディカラーはブラック、レッド、ブルー。ハイブリッドイヤーピースがSS~Lまで4サイズ付属する。

左から「MDR-XB50BS/80BS/XB70BT」
左から「MDR-XB50BS/80BS/XB70BT」

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