「iPad」などのタブレットが登場してかなりの期間が経過し、タブレット自体やモバイルOSの進化、アプリや周辺機器などで掲載されるエコシステムの充実により、とても実用的なデバイスになった。外付けキーボードと組み合わせれば仕事にも使えるほどだ。
しかし、同じアプリでもPC用に比べ機能が少なかったり、PC用しか存在しないアプリがあったりして、結局はタブレットと外付けキーボードとノートPCを全部持ち運ぶことになってしまう。
そこで、Windows 10搭載PCとして機能するBluetoothキーボード「Wi board」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Wi boardは、よくタブレットと一緒に使うBluetoothキーボードそのものの形をしたデバイス。実際には画面のないノートPCであり、Bluetoothまたはケーブルで接続したタブレットやスマートフォンをディスプレイとして利用できる。
Wi boardの上部には溝が設けられていて、ここにタブレットを立て掛けると、ノートPC のような形状になる。さらに、HDMIポートとUSBポートも備えており、マウスやジョイスティック、プリンタ、プロジェクタ、スキャナ、外付けHDD、大画面ディスプレイなどの周辺機器も接続可能。
OSはWindows 10で、最新のPC用アプリが動かせる。完全版のプロダクティビティスイートで仕事をしたり、高度なグラフィックスやDTP、フォトレタッチなどのソフトでデザイン作業をしたりできる。もちろん、本格的なWindows用ゲームも楽しめる。
PCとしてだけでなく、タブレット用のBluetoothキーボードとしても使えるので、専用のキーボードを持ち歩く必要をなくせる。さらに、使いながらタブレットやスマートフォンを充電することも可能だ。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間10月8日まで。目標金額の12万ユーロに対し、記事執筆時点(日本時間9月23日11時)で約1万7000ユーロの資金を集めている。キャンペーン期間はあと15日ある。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」