さまざまな場面で活躍するタブレットだが、文字入力しようとすると画面に大きなソフトキーボードを出すことになり、せっかくの広い画面が占領されてしまう。その上、持ったままのタイピングは手が安定せず、タブレットを落としかねない。外付けBluetoothキーボードを使うのも、広い面積が必要になってモバイル性が損なわれる。
そこで、キーが背面に配置されたiPad用のケース一体型Bluetoothキーボード「T-BLADE」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
T-BLADEは、横浜に拠点を置くT Solution Japanという企業が開発したデバイス。「iPad Air 2」または「iPad Pro」(9.7インチモデル)に装着可能なジャケット型ケースの形をしており、背面および表面の左右に各種入力用キーが設けられている。両手で左右から挟むと指が自然とキーの位置に届き、効率よく入力できそうだ。
背面のキーは、QWERTYキーボードを裏返したような配列。QWERTYキーボードのタッチタイピングを習得している人なら、違和感なく使えるだろう。表面の左右には、親指で操作するリターンキーやスペースキー、シフトキー、カーソルキーなどを配置。
このように、活用されていなかった背面などにキーボードを配置することで、ソフトキーボードや外付けキーボードを使う必要がなくなる。画面が狭くなることもなく、持ったまま入力可能なため、iPadの広い画面とモバイル性を今まで以上に活用できる。
開発チームは、T-BLADEのキーボードを画面上に表示する専用エディタ「T-BLADE EDITOR」の開発も進めている。
Indiegogoでの目標金額は5万ドル。記事執筆時点(日本時間8月5日15時)で約3000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと1カ月ある。
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