Fossil Group APACシニア バイスプレジデントのジャック・クィンラン氏は、「年間3000万本以上の時計を出荷しており、ファッションウォッチのマーケットリーダーでもある。マーケットの成長を見ると、2015年は既存の時計が大きいが、2019年には既存の時計の約3倍がウェアラブルになると考えている。時計にそれほど興味がなかった人が新しいお客様になる。私たちのスマートウォッチは、手に付けたときに時計のように感じるもの。アクティビティトラッカーも同じだ。ファッショナブルなアクセサリとしてのトラッカーを目指す」と語り、テクノロジ×ファッションで、ユニークなポジションを確立していくとした。
Misfitの創業者で、Fossil Group コネクテッドデバイス プレジデント兼CTOのサニー・ヴー氏は、「(テクノロジを中心に見てきた側からすると)ファッション業界は興味深いが、困難もある。ファッション業界はモデル数が多く、IT業界はモデル数が少ない。シーズンごとにトレンドに合わせた新しい製品を出さないといけないのがファッション業界で、それをわれわれがやるのは難しいことだった。フォッシルと統合することでそれが可能になった」と説明した。
フォッシルジャパン代表取締役の木村信也氏は、「日本のウェアラブル市場は、右肩上がりで成長するだろう。特に、腕に付けるタイプが圧倒的なシェアを占める」と予測する。
ウェアラブルを取り巻く現状については、「腕時計型のデバイスが進化しているが、市場に出ているスマートウォッチの不満点は、デザイン性、バッテリが短い、どこで買っていいかわからないとの声がある」と指摘。
また、「ここで強調したいのは、ファッションウォッチとテクノロジを融合した“ファッションウェアラブル”を提案するということ。名の知れたブランド、ライフスタイルに合わせて選べる3つのカテゴリ、人々の生活を豊かにする機能を提供することで、ファッション性の高いウェアラブルをファッション性の高い人に広げていきたい」と語った。
なお、二子玉川の蔦屋家電では9月25日まで、梅田蔦屋書店では9月30日~10月2日まで販売と先行予約を開始している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境