Amazonは米国時間9月15日、同社にとってこれまでで最大となる再生可能エネルギープロジェクトを発表した。テキサス州の巨大な風力発電所だ。
このテキサス州西部の風力発電所「Amazon Wind Farm Texas」は2017年に稼働予定で、1年間に100万メガワット時の電力を発電するとAmazonは述べた。これは米国の約9万世帯の電力をまかなえる量だという。この風力発電所には、100台以上のタービンが設置される予定で、各タービンのローターの直径は「Boeing 747」の翼長の2倍ほどだと説明されている。
Amazon Wind Farm Texasはテキサス州スカリー郡に建設される。Amazonが現在と将来の「AWS(Amazon Web Services)」クラウドのデータセンターを支えるために近年取り組んでいる複数のクリーンエネルギーイニシアチブの1つだ。AWSの推計によると、2016年末までに同社のインフラストラクチャの40%が再生可能エネルギーで稼働するようになる見通しだという。2015年は約25%だった。目標は、全世界のAWSインフラストラクチャを100%再生可能エネルギーで稼働させることである。
過去には、インディアナ州、ノースカロライナ州、オハイオ州、バージニア州でも、Amazonの風力発電所や太陽光発電所が発表されており、テキサス州の風力発電所と合わせると、毎年260万メガワット時の電力を発電できる計算になる。これは米国の約24万世帯の電力をまかなえる量だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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