Amazonのドローンプログラムはまだテスト段階にあるが、Amazonは貨物輸送機を導入し、商品配送の需要に対応しようとしている。
Amazonは米国時間8月5日よりシアトルで開催されていたSeafair Air Showで、「Prime」配送サービスに対応する初のAmazonブランドの輸送機を披露した。「Amazon One」と名付けられたこの輸送機は、Amazonに航空貨物サービスを提供するAtlas Airが運用する「Boeing 767-300」である。
Amazon Oneは、AmazonがAtlas AirとATSGからリースする40機のうちの1機だとAmazonはプレスリリースで述べた。
Amazonのワールドワイドオペレーション担当シニアバイスプレジデントを務めるDave Clark氏はRecodeに対し、輸送機によってピーク時の配送量の増加に対応することができ、Amazonの「Prime」サービス加入者の増加に対応するための柔軟性も増すと述べた。
「航空物流網を整備することで当社の配送能力が拡大し、この先もずっとPrime会員に非常に素早く配送できるようになる」とClark氏は述べた。
現在11機の専用輸送機がAmazonのフルフィルメントセンターに荷物や商品を配送するために使われているが、オンラインショッピングサイトとしてのAmazonの人気の持続に伴って、さらなる輸送機が段階的に追加投入される予定だ。
Amazonは、配送需要に対応するために自社の主要なエコシステムの外部にも協力を求めている。Amazonは数年前から「Flex」モバイルアプリを推進している。Flexに登録したユーザーは厳格な審査の後、Amazonの配送ドライバーとなることができる。Amazonは現在、4000を超えるトレーラーとトラックを確保している。
Amazonは先週、「Dash Replenishment Service」(DRS)に新しいコネクテッド機器とブランドを追加したことを発表している。DRSは、不足しそうな日用品などの備品を検出し、Amazonで自動的に再注文するためのプラットフォームだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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